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家庭学習の始め方

Z会や進研ゼミは、教材としてのレベルが高く、総合的にはとても良いものであると感じます。近年はiPadを使用するなど、家庭学習を進めていくための「コンテンツ」としての仕上がりは、簡単に批判できるものではないのかも知れません。ただ…全ての中学生や高校生が、市販の問題集や通信教育教材で成績を上げることができるかというと、そう簡単にも行かないようですね。

 

 

家庭学習って、必要なの?

理解と定着のお話から考えていただければすぐにわかると思います。これは、必要なもの。必要不可欠なものです。特に大学進学率の高い高校を選ぼうとしている方にとっては、高校に入ってからの成績維持やアップのための訓練(ベース)として、中学生のうちに身に着けておく必要があると私は感じます。

 

 

家庭学習の役割は?

「家庭学習」を漠然と「家庭学習」として捉えていないでしょうか。学校で授業を受ける場合は、一人の先生が黒板やホワイトボードを使用し、授業を進めていきます。時に当てられて答えなければならないときもあるでしょう。いわゆる「集団指導」であり、「定着」ではなく「理解」してもらうことを大きな目的とした授業です。

 

「家庭学習」において、そこに先生はいません。塾の先生もいません。何かのきっかけでやる気満ち溢れたとき、問題集なんかを買ってきて自宅で開いてみたりした方もいるかもしれません。あるいは通信教材が毎月ただただ無情に送られてきて、毎月ただただ部屋の片隅に重なっていくばかりになっている人も…いるかもしれません。それらはそこに先生がいなくても、自分ひとりで進めていくことができるレベルのものでしょうか。

 

(一般的な公立高校入試突破を目標とする)中学生にとって最もレベルの高い勉強は、「入試問題」やそれに準ずる設問を解くことではないでしょうか。特に英語の長文や数学の図形・関数の設問などに自分ひとりで対応するとなると、非常に高いレベルでの学力が必要となります。

 

 

簡単なものから、少しの時間から

前述のとおりですが、いきなり入試問題を自宅でひとりで解くことは、とてもレベルの高い行為です。しかも「解く」という作業だけで40分~50分程度かかり、採点の後に再度復習という流れになりますのでとても時間がかかりますし、相当な覚悟も必要です。

 

習慣が無い方は、もっと簡単なことから始めましょう。社会の教科書を(読書のような感覚で)15分読む。漢字練習を15字×15行。単語練習を15個×15行など。まずは15分~30分の勉強を、2日に1回程度のペースでやってみましょう。

 

1週間に2日15分ずつできたら、1週間に3日20分ずつに増やしましょう。それができたら2日に1回30分ずつに…少しずつ徐々に増やしていきましょう。なるべく「頭で考えて躓くことが無いようなこと」を学習対象として選ぶことも大切。

 

慣れてきたら何か問題集を買ってくるのもいいでしょう。ただし、今の自分に合ったものかどうかをしっかり吟味すること。大きくは「基本」「標準」「応用」などにレベル分けされていますので、そのあたりの見極めも必要です。

 

これらは、自身に「エンジンをかける」ような作業、本格的な運動前の準備体操のような作業です。こういうことを取っ掛かりとして、時間を少しずつ増やし、レベルやペースを少しずつ上げていくと、きっとよいことが起こります。

 

学習塾の助けを借りることもいいでしょう。多くの中学生はこういうことを苦手とし、そういう人たちのために、私たちがいるのですから。